龍驤級装甲艦 (日本海軍, 1864)

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龍驤級装甲艦(りゅうじょうきゅう・そうこうかん Ryujo class armoured ship

概説

 龍驤はもともと熊本藩が英国に発注した装甲コルベットである。アバディーンのホール造船所の建造で、鉄骨木皮の構造をもち、3檣のフル・リグド・シップである。中央部の砲郭に6.5インチの前装砲を2門装備しており、その他に5.5インチ前装砲を10門搭載していた。明治3年、竣工直後に熊本藩から新政府に献納され、軍艦龍驤となって以後佐賀の乱や台湾征討、西南戦争などに参戦している。西南戦争直後の明治10年10月26日に鹿児島で暴風のため座州し、半年後に救難に成功、横須賀造船所で修理された。明治14年、遠航部隊として候補生を乗せて豪州方面へ向かったのを皮切りに以後遠航に従事することが多くなった。このうち明治16年の豪州方面遠航で乗員に脚気が大量発生したことがきっかけで海軍の脚気対策が進み、対策のひとつとしてパン食が行われるようになった。
 明治26年除籍されて砲術練習所で練習艦として使用されるようになり、このために備砲を当時主力のクルップ砲に換装している。明治29年雑役船に編入、10年ほどハルクとして使用されていたが売却解体される。

主要要目

排水量: 常備 1429t
長さ: 垂線間長 65m
全幅: 10.5m
喫水: 5.3m
機関: 1軸レシプロ, 800ihp
燃料: 石炭 350t
速力: 9ノット
装甲: 水線帯 114mm, 砲台 100mm
兵装: 16.5cm砲 2門, 14cm砲 10門
乗員: 275

一覧

計画 艦名 建造所 起工 進水 就役 艦歴 記事
龍驤 Ryujo 英 Hall Russell 1868.08 1864 1869.04.27 熊本藩船 (龍驤 Ryujo) 1870.05.08 領収
1893.12.02 除籍
1908 解体