巡潜1型潜水艦 (日本海軍, 1924)

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概説

 第一次大戦中、潜水艦先進国のドイツでは遥か米東海岸にまで進出して通商破壊作戦を行なうことを考えていた。そのために建造されたのが大型大航続力の巡洋潜水艦である。大戦後、ドイツ潜水艦の一部は連合国に賠償として分配されたが、くじ引きの結果日本の割り当てには喉から手がでるほど欲しかった巡洋潜水艦は含まれていなかった。しかしドイツで巡洋潜水艦の一般配置図の入手に成功、さらにドイツから技術者を招聘して建造されたのが巡洋潜水艦I型である。巡潜I型では航続力は実に2万4千海里に達し、優にアメリカ西海岸まで往復して作戦できた。基本的にはドイツ巡洋潜水艦の直系に属する艦型である。4隻建造されたが、いずれも太平洋戦争当時には旧式化しており、北方南方問わず各地の輸送作戦に主に充当され、比較的早い時期に損耗した。

主要要目

排水量: 基準 1970t, 水上 2135t, 水中 2791t
長さ: 垂線間長 94.0m, 水線長 93.9m, 全長 97.5m
全幅: 9.2m
喫水: 5.0m
機関: 2軸 羅式2号ディーゼル 2基/電動機, 水上 6000bhp,水中 2600shp
速力: 水上 18ノット,水中 8ノット
兵装: 53cm魚雷発射管 6門, 14cm/40口径砲 2門
乗員: 92

一覧

計画 艦名 建造所 起工 進水 就役 艦歴 記事
大12 伊号第一潜水艦 I-1 川崎造船所 1923.03.12 1924.10.15 1926.03.10 一等潜水艦 1943.01.29 戦没 (交戦)
1943.04.04 除籍
当初予定艦名 第七十四潜水艦 SS-74
ガ島付近
大12 伊号第二潜水艦 I-2 川崎造船所 1923.08.06 1925.02.23 1926.07.24 一等潜水艦 1944.04.07 戦没 (交戦)
1944.05.04 亡失認定
1944.06.10 除籍
当初予定艦名 第七十五潜水艦 SS-75
ハノーバー島西方
大12 伊号第三潜水艦 I-3 川崎造船所 1923.11.01 1925.06.08 1926.11.30 一等潜水艦 1942.12.09 戦没 (交戦)
1943.01.20 除籍
当初予定艦名 第七十六潜水艦 SS-76
ガ島付近
大12 伊号第四潜水艦 I-4 川崎造船所 1926.04.17 1928.05.22 1929.12.24 一等潜水艦 1942.12.20 戦没 (被雷)
1943.01.05 亡失認定
1943.03.01 除籍
中部ソロモン
(米潜 Seadragon)