大浜級標的艦 (日本海軍, 1944)

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基本計画番号 J36

概説

 砲爆撃訓練の標的に用いられる標的艦としては、もと戦艦でワシントン条約の規定により改造された摂津、さらにもと駆逐艦の矢風などが用いられてきたが、いずれも改造艦であり摂津は鈍重、矢風は艦型過小で耐弾能力不足といずれも満足いくものではなかった。昭和16年度計画でやっと新造の標的艦波勝が建造されたが、速力が20ノットで充分とはいえないものであり、また主甲板の上に装甲甲板を設けたため復原力に問題があった。昭和18年に計画された新型の標的艦は秋月級駆逐艦と同様の機関を採用、速力は33ノットを発揮しより実戦に近い爆撃訓練ができることを目指していた。また復原性能の改善をはかるなど細かい改良がなされていた。その一方、爆雷投下軌条を備え爆雷36発を搭載するなど、護衛艦艇として用いることも考慮されていた。5隻が計画されたが結局完成したのは大浜1隻だけであり、昭和20年早々に竣工し終戦直前に女川湾で爆撃を受け大破擱座した。

主要要目

排水量: 基準 2670t, 公試 3070t
長さ: 垂線間長 112.0m, 全長 116.2m
全幅: 11.6m
喫水: 4.2m
機関: 2軸 艦本式減速タービン 2基, 3 ロ号艦本式水管缶(重油専焼), 52,000shp
速力: 33ノット
航続力: 4000海里/18ノット
兵装: 12cm/45口径高角砲 2門, 25mm対空機銃 32門, 爆雷 36
乗員: 173

一覧

計画 艦名 建造所 起工 進水 就役 艦歴 記事
昭18 大浜 Ohama 三菱横浜 ? 1944 1945.01.10 (標的艦) 1945.08.09 戦没 (航空攻撃)
1945.09.15 除籍
宮城県女川湾