労山級運送艦 (日本海軍, 1914)

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概説

 第一次大戦で日本は、ドイツが中国山東省に持っていた権益を回収するためにドイツの拠点青島を攻略した。このときドイツ軍は港内にあった商船など3隻を自沈させて日本軍艦艇の港内進入を阻止しようとした。しかし結局は青島は攻略され、自沈させた商船はいずれも浮揚修理されて日本海軍で運送艦として運用されることになった。そのうちの1隻、エレン・リックマースは1906年ごろ、独リックマース社が建造した貨物船である。浮揚修理後、エレン・リックマースは労山と改名されて日本海軍の特務艦に編入された。労山というのは青島附近の山の名前である。このとき同様に日本海軍籍に編入された商船はそれぞれ膠洲、青島と命名された。いずれも捕獲地にちなむ艦名である。労山はもっぱら重量物の輸送などに用いられていたが、再就役からわずか6年後の大正11年6月、濃霧の津軽海峡を航行中、下北半島の北東端である尻矢崎附近に座礁し放棄された。

主要要目

排水量: 常備 7600t
長さ: 垂線間長 111.8m
全幅: 14.5m
喫水: 6.1m
機関: 1軸 直立式3気筒三段膨張レシプロ 1基, 3 宮原式水管缶(石炭専焼), 1719ihp
速力: 11.7ノット
兵装: 8cm/40口径砲 2門
乗員: 114

一覧

計画 艦名 建造所 起工 進水 就役 艦歴 記事
労山 Rozan 独 Rickmers ? 1906 ? 独商船 Ellen Rickmers 1914.10.14 自沈
1914.11.07 捕獲
1915.08.23 運送船
1920.04.01 運送艦
1922.06.05 喪失 (座礁)
1922.08.01 除籍
尻矢崎東方